
FRP防水とは?
FRP防水とは、ガラス繊維(強化プラスチック)と樹脂を組み合わせて作る防水工法です。
強度・耐摩耗性に優れており、人が歩行する場所で採用されることが多いのが特徴です。
FRP防水の構造
FRP防水は次のような層構造で形成されます。
- 下地調整
- プライマー(密着確保)
- ガラスマット(補強材)
- 樹脂(積層)
- トップコート(保護塗装)
FRP防水のメリット
- 耐久性が高い:補強繊維で硬く強い
- 歩行に強い:ベランダなどに適する
- 乾燥が早い:短期間施工が可能
- 仕上がりが美しい:表面がフラット
FRP防水のデメリット
- 硬い分、振動やたわみに弱い
- 割れが発生することがある
- 臭気が強い材料もあり換気が必要



どんな建物に向いている?
- 鉄骨造・RC造のバルコニーや通路
- 歩行する頻度が高い場所
- 戸建住宅の屋上にも採用されることがある
- 浴室の床にも
耐用年数とメンテナンス
| メンテナンス周期 | 5〜7年 |
|---|---|
| トップコート再塗装 | 5年ごと推奨 |
| 全面改修の検討 | 10年以上経過/ひび割れが多い |
ウレタン防水との比較
- FRP防水:硬くて強い。歩行に向く。
- ウレタン防水:弾力があり、広い面積に向く。
👉 歩行性が必要な場所は「FRP」、広い屋上などは「ウレタン」が比較検討ポイントです。
失敗を防ぐポイント
- トップコートの定期メンテが必須
- ひび割れの早期発見
- ガラスマット施工品質の確認
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