◆家族の危険は家でも守ろう
危険はいつ訪れるかわかりません。
特に都市部など人口の多い場所では、住宅への不法侵入や空き巣被害などが増加していると言われています。
防犯対策は家族の命も守るべく、大切なコトではないでしょうか。
ちなみに、泥棒がお家に侵入しようとした場合、
5分以内に侵入できないと、約7割があきらめるそうです。
ということは、侵入しにくい家を作ることは、空き巣被害の防止に役立つのです。
泥棒は必ずと言っていいほど下見をするそうで、そのため
「狙わせない」・「侵入させない」ためには、侵入防止4原則があります。
1.目 (人の目につく)
2.光 (明るく照らされる)
3.音 (警報音など大きな音による威嚇)
4.時間 (侵入に5分以上かかること)
以上の4点に気を付けることで、空き巣の確率を下げることも可能です。
具体的には、侵入経路になりやすい
「死角になりそうな場所」や「人目に付きにくい場所」をなくしてみたり、
住宅に厳重なセキュリティシステムをつけたりすることなどが 有効な防犯手段となっています。
犯罪者が身を隠しやすい公園の近くの土地や、
死角の多い袋小路にある土地など、
家を建てる場所によっては
空き巣被害に遭いやすい環境であることもあり得ます。
土地を購入する前に、日にちや時間帯をずらしながら、何度か見学に行き、周囲の様子を 観察チェックしてみるとよいでしょう。
家の中で最も侵入経路として使われやすい場所は「窓」なので、空き巣対策として窓の防犯対策は重要です。
サッシの枠に補助錠を付けたり、窓ガラスを防犯ガラスにしたりなどが有効です。
防犯ガラスとは、板ガラス2枚の間に特殊なフィルムが入っていて、
万が一泥棒がガラスを割って侵入しようとしてもガラスに穴が開きにくいものです。
このため外から窓を割り、錠を解除して侵入される可能性がかなり下がります。
さらに、窓の配置にも気を配り、見通しが悪く、泥棒が侵入しやすい場所に 窓を設置しないようにするのはもちろん、
近くに侵入しやすくなるような足場がないか、
また侵入しやすい大きさでないかを考慮しながら設置しましょう。
ほかにも、侵入者が入りにくいよう
見通しの良いフェンスを設置することも効果的です。
特に格子が細かく、縦に走っているようなものですと、
手で柵をつかみにくく、よじ登って侵入されにくくなります。
敷地内の砂利を、踏むと音が鳴る防犯砂利にすることや、
センサー式のライトを設置することも、
泥棒が侵入しづらくなるので防犯対策としておすすめです。
玄関は窓に次いで泥棒が侵入しやすい場所であり、
防犯対策としては、「ディンプルキー」という ピッキングされにくい鍵にする、
さらに2つカギ穴が付いているタイプのものにすることが有効です。
2つカギをロックすることで、泥棒がピッキングしようとしても
時間がかかり、あきらめる可能性が高くなります。
最近ではスマホで鍵を開ける電子タイプのカギもありますね。
以上のように防犯対策をしっかり行っても、 空き巣を100%防げるとは言い切れません。
しかし、被害に遭う確率を減らせるのであれば、 対策しておく必要はあると私たちは考えます。
しかし、窓ガラスやドアのカギ、フェンスなど、
住みはじめてから変えようと思うと大がかりになってしまう設備もあります。
家を建てるときから防犯を意識して、防犯効果の高い設備を
整えておくことも大切だと思います。