タイル補修【プレスダウングラウト工法】

外壁のタイル浮きを補修する樹脂注入工法のひとつです。

最近では、意匠性の高さから、外壁をタイル張りにする建物が増えてきました。

従来のタイル張り仕上げは、コンクリート壁面に下地調整モルタルを塗り、その上に張付けモルタルを塗っていましたが、近年では壁面の精度の向上により、下地調整モルタルを省いたり直張りタイル仕上げが主流となっています。

タイル浮きは、温度・湿度や地震などの外的衝撃によるコンクリート躯体及びモルタル材の伸縮により、接着面が剥離して起こります。
タイル浮きを放置しておくと、タイルの剥離・落下などにより、意匠性はもちろん、とても危険な場合があります。


樹脂注入によるタイル浮き補修は、注入ポンプによる圧力で樹脂を隙間に注入します。

注入ポンプ
注入ポンプ

従来工法では、ポンプによる圧力は平面に拡がる力になると同時にタイルを押し上げる力にもなります。近年、多く見られるようになった直張りタイル仕上げでは、タイルとモルタルを併せても厚さが1センチを切る程度しかなく、タイルがはらみ(押し上がり)やすくなってしまいます。

強い力で注入するとタイルのはらみやひび割れを起こしてしまいますし、弱い力で注入すると、浮き部全体に樹脂を行き渡らせることができません。


プレスダウングラウト工法では、アルミ製のフレーム(PDフレーム)を取付け、壁面にタイルを押し付けてから樹脂を注入します。注入時の圧力をフレームで押さえ込むため、押し上げる力はタイル浮きの隙間部分に樹脂を拡げる力に変わります。これにより、タイルのはらみやひび割れの心配なく強い力で注入でき、浮き部分全体に樹脂を行き渡らせることが可能となります。

< プレスダウングラウト工法の特長 >

  • 注入樹脂材を浮き部にまんべんなく拡げることが可能
  • タイルを張り替えないので意匠性が変わらない
  • 部分補修が可能で効率的
  • 工期が短縮可能
  • 産業廃棄物がほとんど出ない
  • 特許取得工法(特許第5127945号)

プレスダウングラウト工法 施工工程例

施工前

打診調査とマーキング

穴あけ


清 掃

PDフレーム設置

PDフレーム設置


エポキシ樹脂注入

目地埋め

完 了